今アメリカでは、性病の診断結果を自分のスマートフォンに送信してくれるアプリ「Healthvana」が話題を呼んでいます。

Healthvanaは、エイズヘルスケア財団とパートナーシップを組み、今年7月にリリースされたばかりのアプリです。このアプリをインストールすると、自分が通う病院やクリニックなどがHealthvanaと提携している場合、検査を受けてから数日でテストセンターから診断結果が自分のHealthvanaアカウントに送られてきます。
アプリ内には性病名がそれぞれ表示され、陰性／陽性を表す診断結果と、いつ検査したかを知らせてくれます。（例：HIV　陰性　先週検査済）
※アプリが網羅している性病は、クラミジア、淋病、梅毒、HIVとなっており、それ以外のヘルペスやHPVなどは含まれていません。

診断結果が陽性だったら？

アプリに送られてきた診断結果が陽性だった場合、Healthvanaではどういった処置を行えばよいのかガイドしてくれて、近くで再検査を受けられるクリニックを検索してくれます。
また、自分の通う病院やクリニックがHealthvanaアプリと提携していない場合でも、それらのクリニックからHealthvanaと提携するクリニックに診断結果を転送してもらうような手配なども行っているとのことです。

Healthvanaでは、定期的な性病検査を推奨することで、パートナーとの性生活を安全なものとするだけでなく、性病への知識を高めてもらうために、診断結果レポートのガイダンスなども提供しています。

性病をオンラインに掲載するのはNG？

アプリのコンセプトは、非常に前向きに感じますが、やはりデリケートな話題でもあるので、どのくらい利用者が出てくるかが不安視されています。陰性反応であれば、堂々とその結果データをパートナーに共有できますが、万が一陽性反応だった場合、それを正直に相手に見せられるかどうかは微妙なところですね。結果が悪かったらアプリごと削除してしまい、黙秘してしまう方も意外と多そうな気がします。

日本では利用できないサービスとなっていますが、日本でも近年HIVへの関心が高まりつつあるので、アメリカで流行ったら上陸するかもしれませんね。

引用元：Would You Publish Your STD Status?

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Healthvana